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ブレー記

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  • 2021.07.20

ブリヂストン「BLOUSON」ブレーキ交換レポートVOL3・後輪ブレーキ交換その2・巨匠ジウジアーロデザイン

前回のブリヂストン「BLOUSON」ブレーキ交換レポートVOL2・後輪ブレーキ交換・巨匠ジウジアーロデザイン のように、 ブレーキのクランクレバーの位置の違いのため、もともとついていたワイヤーの長さが足りないという問題が起きたので、ワイヤーを交換することになりました。 BLOUSONのブレーキワイヤーはフレームの中をとおっていて、 チューブごと全て抜いてしまうと再びフレーム内をとおす自信がなかった […]

  • 2021.07.02

ブリヂストン「BLOUSON」ブレーキ交換レポートVOL2・後輪ブレーキ交換・巨匠ジウジアーロデザイン

前回のレポートVol1のように、BLOUSONの後輪ブレーキはブリヂストンDINEX。 ハブの互換性バッチリ。ということで、同じ内拡式のKARASAWAサーボブレーキに交換します。 ブレーキワイヤーを外し、スタンドを外し、本体から車輪を外し、ブレーキケースを外し、 助っ人の技術顧問の登も登場しつつ、ここまではわりと順調に。 そして、いよいよドラム外しへ。 小さな市販の専用工具を使ってトライしてみた […]

  • 2021.06.14

ブリヂストン「BLOUSON」ブレーキ交換レポートVOL1・巨匠ジウジアーロデザイン 

イタリアの⼯業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロ⽒は アルファロメオ・ジュリアスプリントをはじめ、 デトマソ・マングスタ、マセラッティ・ギブリ、フォルクスワーゲン・ゴルフ、ロータス・エスプリ、フィアット・パンダ等、 ⽇本⾞では いすゞ・117クーペやピアッツァ、スバル・アルシオーネSVX、トヨタ・アリストなどなど その他数多くの名⾞を世に送り出しています。 その巨匠がデザインを⼿がけたブリヂ […]

  • 2021.04.13

ブレーキ性能の肝「摩擦材」と「レジン系ブレーキライニング」

ブレーキ開発で肝となる「摩擦材」。 制動力の大小だけではなく、 マイルドな効き、ロックするほど強い効き、などなど 「ブレーキをどのように効かせるか?」(効き感)を制御することも摩擦材の大切な要素です。 摩擦材を数種類〜十数種類の材料(原料)を混ぜて攪拌し、 フェノールレジンで固めたものが、 「レジン系ブレーキライニング」といわれるものです。 レジン系ブレーキライニングは、 摩擦材の他に、ブレーキの […]

  • 2021.03.02

トルクを効果的に伝えるための技術について

前回の記事のように、 計算上のトルクが大きくても、それが効果的に伝わらなければ制動トルクは小さくなってしまいます。 わたしたちは、止める対象に効果的にトルクを伝えるために、素材と機械機構を工夫してブレーキ開発を行なっています。 1.バンドブレーキ 記事:ママチャリのブレーキを意識したことありますか 記事:総冠式バンドブレーキの誕生とメーカへの転身(バンドブレーキ誕生と変遷物語・4話) 上記の記事で […]

  • 2021.02.09

ブレーキ開発に必要なトルクのはなし

トルクといえば、自動車のエンジンパワーを確認するためによく聞く言葉。 一般的に言うと、モノを動かしたり引っ張ったりする力を表す単位として使われている場合が多いですね。 「最高出力357kW(485ps)/6,400rpm、最大トルク588Nm(60.0kgf・m)/3,200-5,200rpm」とか。。。 実は、ブレーキにも「制動トルク」という言葉がよく使われます。 「制動トルク」は、自動車(クル […]

  • 2021.01.15

ブレーキ開発に重要な摩擦力のこと

ブレーキは摩擦力を利用した製品です。 摩擦力とは、モノ同士が互いに接しているときに、それらの間の運動を妨げる力をいいます。 動いているモノを止めるときに発生するだけはなく、静止しているモノを動かそうとしたときにも発生します。 そう考えると、世の中は摩擦だらけですね。 ボルト、釘、マッチなども、この力を利用しているし、 車輪が駆動力を得るのも、地面との間にはたらく摩擦力の作用です。 (ウィキペディア […]

  • 2020.12.21

最終話。現在のこと。未来のこと。〜バンドブレーキの誕生と変遷物語〜

前話までの通り、 バンドブレーキの問題点を解決したブレーキ・サーボブレーキは中国電動自転車の後輪ブレーキのスタンダードなり、日中におけるKARASAWAブランドが定着してきたように思う。 中国シェアサイクルの急拡大は記憶に新しいが、その自転車にもバンドブレーキが採用されている。 現在、日本では道路事情は格段に良くなり、 キャリパーブレーキやディスクブレーキなど、さまざまなブレーキを搭載した自転車が […]

  • 2020.12.02

NO.6 中国展開によるKARASAWAブランドの確立〜バンドブレーキの誕生と変遷物語

1990年以降、自転車業界は激変の時代に入る。 プラザ合意以後、 流通資本、完成車メーカーが相次いで台湾完成車メーカーからの調達を開始し、ウルグアイラウンドの自転車ゼロ関税化を経て、日本国内市場はノーガードの状態。 日本、台湾、いずれにおいても為替上昇、人手不足が著しくなり、自転車生産の場の中国大陸シフトが90年台に急激に進展していくこととなる。 平成2年(1990年)に日本の自転車協会が中国のパ […]

  • 2020.11.16

NO.5バンドブレーキ問題点解決とサーボブレーキ誕生〜バンドブレーキの誕生と変遷物語

唐沢製作所は戦時中に一時経営休止したが、 昭和24年(1949年)、荒川区三河島でバンドブレーキ生産を開始し事業を再開した。 隣接地を買って工場を拡張し、 その10数年後にはさらなる敷地を求めて埼玉県草加市に工場を移転することとなる。 昭和50年台前半まではバンドブレーキ一本で経営をおこなった。 完成車メーカーの車種にあわせていろいろなサイズを開発、生産した。 子供用の自転車であれば普通のライニン […]

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