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産業機械用ブレーキの開発

自転用ブレーキのみならず近年は、さまざまな用途のブレーキ開発依頼があります。
その中で、弊社としても歴史上初めての「産業機械用クラッチ併用ブレーキ」の開発にチャレンジしております。

きっかけは「これと同じものが作れないか?」と鋳造で製作された現物を見せられ、これは弊社では無理だな。。と思っていたところ、弊社社長の唐沢が「こういったブレーキにチャレンジしないとブレーキメーカーとして存続が危うい!」と衝撃的な発言をした結果、弊社の技術とサプライヤーさんの技術協力を結集し開発をお請けすることになりました。

とは言ってもクライアント側から「基本仕様」も何も提示されず、あるのは持参いただいた現物とは違うタイプのブレーキ図面だけ。。。

さすがに困りましたが、弊社顧問の登が昔、エレベーターメーカーの技術畑でしたので聞いてみたところ「あー、できると思うけど、トライ&エラーをかなり繰り返さないとならないよ」と言うことでしたが、納期的と金額が厳しい条件でしたので、登に再度相談したところ「だったら、CAE(解析シミュレーション)使ってある程度、鋳造の状態だけでも強度確認しておくか。。」と言うことになり、弊社CADで設計した3Dモデルを基本CAEシミュレーションは登が、そして本解析は登の紹介で日本でCAE解析の第一人者である水野 操氏(mfabrica合同会社代表、法政大学大学院アーバンエアモビリティ研究所特任研究員)にお願いし、弊社としては初のデジタル技術で本格的なCAE解析を行う事例となりました。

下記画像は合成変位量の強度シミュレーション
数回繰り返しベストな設計に

合成変位量の強度シミュレーション
合成変位量の強度シミュレーション2

鋳造製のエレメントは埼玉県内の鋳造メーカーで行い、軸関係や各パーツは弊社ライニング開発にご尽力いただいている大阪のサプライヤー様にお願いし製作していきました。
現在、納品に向けた試験を行なっており、エレメント(ブレーキシュー)を開閉する方法がエアー圧力のため、エアー漏れなどのトラブルもありますが、それも解決し最終的な試験に取り掛かろうと頑張っております。

【完成した鋳造製クラッチブレーキ。直径300mmの回転駆動軸に取り付けられます】

唐沢製作所では今まで培ってきたブレーキのノウハウを他用途に展開する事業を積極的に行なっております。ブレーキ、クラッチなど既製品では賄えないことがあれば、是非弊社へお問い合わせください

また、磨きや焼きが必要なブレーキ、クラッチパーツなどもご相談を受け付けております。

お問い合わせは下記よりお願いいたします。

株式会社唐沢製作所 【担当】唐沢、須崎
TEL 042-927-1801 FAX 048-925-3330

当社ホームページお問い合わせフォーム 
https://www.karasawa.jp/contact/

開発受注サイト「BRAKEMAKER.COM」お問い合わせフォーム 
https://brake-maker.com/contact1/

今後も弊社は「摩擦に立ち向かう」技術革新を「まじめ、素直、正直」の気持ちを持ってモノゴトに真正面から取り組む姿勢で「止まる止める安心感と心地よさ」を摩擦のエキスパート企業として提供していきます。

記:唐沢製作所 V

ご要望等をお気軽にお問い合わせください!

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