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サーボブレーキ・効き味は?

サーボブレーキ・効き味は?

「サーボブレーキってどんなブレーキ?」

とご質問をいただきましたので、簡単な説明とインプレッションをお伝えします。

 

1928年、日本で初めて自転車用バンドブレーキを開発、
その後、より良い制動力と耐久性、市場要望を取り入れて、
1980年、サーボブレーキが開発されました。

バンドブレーキはゴム製のライニングでドラムを「外側」から締め付けて制動力を得ますが、
サーボブレーキは硬い樹脂をドラムの「内側」から押し付けて制動力を得ます。
(内部構造はこちら:記事「ブレーキにとって最大の敵とは?」)

 

さて、サーボブレーキの効き味は

「やわらかい」

と表現されることがありますが、
硬い材質どうしを擦り合わせて何故そのようなフィーリングを得るのでしょうか。

 

それは、

【コントロール幅の広さ】

に起因するのではないかと考えます。

 

サーボブレーキの効き味は直接的でとても素直な感覚です。
ブレーキレバーを握りこんだ分だけ制動力が立ち上がり、
もちろん、深く握りこめば軽快車の太い後輪は確実にロックしてくれます。

そのロック領域すらコントロールの手中にあるかのように感じます。

そして、この懐の深いコントロール幅が、
なんとも言えない高級感をも醸し出しています。

私個人が通勤に利用していたリムブレーキ搭載自転車は、「カチッ」とした硬い効き味です。
それに比べるとサーボブレーキはやわらかい印象を受けますが、
コントロール幅の違いだと言われると確かに納得がいくものでした。

 

サーボブレーキは

バンドブレーキの交換用として、

こだわりの軽快車の新車装着用として、

長年愛されてきた理由も良くわかります。

 

唐沢製作所製のバンドブレーキが装着された軽快車であれば互換性がありますので、
気になられた方はお近くの自転車店へご相談ください。

ご要望等をお気軽にお問い合わせください!

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